遺言書って法務局で保管してもらえるの?

前回のブログでは、遺言書の書き方をお伝えしましたが、ブログを読んで実際に遺言書を書かれた方はいらっしゃいますでしょうか?ひとりでもいらっしゃったら嬉しいです。
遺言書が書き終わって書いた内容に心配事や分からないことがございましたら、いつでもご相談にいらしてください。お待ちしています。

さて、書き方は分かっても、まだまだ書こうという気分にならない方も沢山いらっしゃるかと思います。なぜでしょう?そこには「縁起が悪い」と考えている方もいらっしゃるかと思います。
死に関わることはなるべく後回しにしたいことは、分かります。ただ、お分かりのように遺言を書いたからと言って寿命が短くなることは、もちろんないです。むしろ、遺言書を書いておいた方が、亡くなってからの相続の心配が無くなるので、残りの人生を心置きなく過ごせると思います。
今回のブログも、少しでも遺言書を書く際の心配事が無くなるように遺言書についての話しをさせてください。

今回は、「自筆遺言証書の保管場所」についてです。
いままでは、ご自身で保管されるか、どなたか信頼のおける方に預けるかしか方法はありませんでした。このことから遺言書を書いた本人が無くしてしまったり、誰かが偽造や破棄、隠匿してしまうことも考えられ、これらの問題により、相続の際に争いごとになってしまう可能性もありました。
そこで、対応策として出来たのが「法務局で遺言書を保管する制度」です。

法務局で保管するメリットとは?

まず、遺言書を法務局で保管することのメリットとしては、遺言書の紛失や偽造などを防ぐことが出来る、遺言書の存在が容易になることです。
遺言書は、ご自身が亡くなったあと誰からも見つけてもらえなければ効力が生じることはありません。なので、遺言書の存在が分かりやすくなることは、とても大切です。遺言書は、書くことももちろん大切ですが、遺言書を見つけてもらい正しく遺言を執行してもらうことが相続を円滑化するにはとても大切なことです。
そのための、遺言執行人選びもしっかり考えなければいけません。遺言執行人ってなに?って思われた方もいらっしゃるかと思います。そちらについては、また改めてお伝え致します。

法務局への申請方法

では、遺言書を法務局で保管してもらうには、どうすれば良いのでしょう。
まず、注意事項を確認しながら遺言書の作成をします。
そのあと、保管をお願いしたい法務局(遺言書保管所)をえらんでいくのですが、こちらは遺言を書く人の(遺言者)の住所地、本籍地、所有する不動産の所在地、この3つから1ヶ所選ぶようになります。
保管場所がきまったら、保管してもらう為の申請書を作成します。この申請書は法務局のHPでダウンロードするか、法務局の窓口で貰うことができます。
申請書が書き終わりましたら、そのまま遺言書保管所へは行かずに、まずは申請の予約をしてから、遺言者本人が遺言書保管所に行くことになります。
その時の持ち物は、
①お書き頂いた遺言書(ホッチキスで止めないでください。封筒は必要ないです。)
②申請書(あらかじめ記入してお持ちください)
③添付書類
◎作成後3ヶ月以内の本籍の記載がある住民票の写しなど◎遺言書が外国語で書かれている時は、日本語の翻訳文
④有効期限内の本人確認書類(マイナンバーカード、免許証、運転経歴証明書、旅券、乗員手帳、在留カード、特別永住者証明書いずれか1点)
⑤手数料・・・1通につき3,900円(収入印紙を手数料分納付用紙に貼ってください)

手続きが終わったら、、、

遺言書を遺言保管所に預け終わりましたら、預けていることをご家族などにお伝えする場合には、保管手続きをした際に発行される「保管証」を利用されると便利です。
「保管証」には、遺言者の氏名、出生の年月日、遺言保管所の名称と保管番号が記載されています。遺言書の閲覧、保管の申請の撤回、変更の届出をするときや、相続人などが遺言書情報証明書の交付の請求などをするときに、保管番号があるとスムーズなので「保管証」は大切に保管するようにしてください。

今回は、自筆証書遺言の法務局での保管制度についてお伝えさせていただきました。
法務局に預ける際ですが、法務局では遺言書の内容についての質問や相談には応じていませんので、預ける前に遺言書の内容は予めまとめておくことが必要です。
遺言書の書き方・内容については、当事務所でもご相談に乗ることができますのでお気軽にご相談ください。

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