ペテルブルクのコスプレイベントで未成年者が拘束

サンクトペテルブルク市で行われたコスプレイベントで、未成年者らがLGBT運動の象徴となっているレインボーフラッグを使用して、プロパガンダに関与したとして、10人近くの未成年者が警察に連行されました。

サンクトペテルブルク市とは、ロシア西部のネヴァ川河口デルタに位置する都市で、1917年までロシア帝国の首都でした。
そのサンクトペテルブルクのリゴフスキープロスペクトにあるアートスペース「ロフトプロジェクト・エタジー」にて、3月21日にコスプレ関連のイベントが開催されました。
そのイベント中に、レインボーフラッグを振り回し他の参加者とトラブルになった参加者がいて、その場にいた参加者から「LGBTのプロパガンダを行なっている」との通報が警察に入り、駆けつけた職員らによっておよそ10人の未成年が連行されました。
いずれも、保護者の元に引き渡されたということです。

ロシアでは、未成年を対象に同性愛を宣伝することが法律で禁止されています。
ロシアは、正教やイスラム教の影響で同性愛はタブー視され、2013年には「同性愛宣伝禁止法」が成立しました。これは、LGBTパレードの開催を阻止し、出生率を向上させるのが狙いと言われています。

ロシアでは2020年に、同性婚を事実上禁じる改正憲法が成立し、LGBTへの逆風がさらに強まっています。
この改憲では「結婚は男女がするもの」との条文が加わりました。この改憲後に、LGBTの権利擁護を訴えるデモに参加した人権活動家が逮捕されています。

改憲の全国投票直前の6月末にも騒動が起きました。
在ロシア米国大使館がLGBT国際イベントを祝して虹色旗を掲げたところ、ロシアの保守派が「社会秩序を乱す」と反発したのです。しかし、その一方で、一部の市民は賛意を示そうと虹色旗のもとに集まりました。

ロシアの同性愛者は、これまで同性婚が認められている国外で婚姻関係を結び、その後にロシアで役所に届けるケースがありましたが、改憲によってこうした同性婚事実化の手段が封じられると指摘されています。

日本でも、現在同性婚は禁止されています。
しかし先日、札幌裁判所で「同性婚を認めないことは違憲」という判決が出たことで、今後の裁判にも期待が高まってきています。「誰とでも、どこででも、結婚できる自由」が早く認められると良いですね。

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