制服「男子はズボン」「女子はスカート」の原則を見直し

出生時の性別に違和感を持つトランスジェンダーの児童・生徒を配慮して、ここ数年で学校の制服のジェンダーレス化が徐々に進められてきています。
なお、文部科学省は、2015年4月、全国の学校に「性同一性障害に関わる児童生徒に対するきめ細やかな対応の実施等について」を通知し、トランスジェンダー児童生徒への配慮を呼びかけています。

東京都港区では、昨年の1月にトランスジェンダーなどの性的少数者が身体の性別に関係なく服装や化粧などを自由に選べるように「港区男女平等参画条例」を改正する意向を固めました。条例によって自己表現の自由を保障するのは全国で初めての試みです。

対象になるのは、区民及び区内在学・在勤の人になります。
普段の服装はもちろん、学校や会社で着用する制服も自由に選択できるものとし、区内中学などには「男子はズボン」「女子はスカート」といったこれまでの原則を見直すように求めています。

こういった取り組みは、全国に広がっており富士市立吉原第一中学校は2021年度から男子は襟付き、女子は襟なしだったブレザーを襟付きに統一し、女子でもスラックスを選べるようにしました。
新一年生数人がスラックスを希望し購入しているようです。

浜松市教育委員会では、昨年市立中学校48校に「下着は白」「女子はスカートの着用」などの不合理な校則の見直しを求めました。浜松のトランスジェンダー研究会が独自に調査をして、問題点を指摘していました。
浜松市教育委員会は、昨年12月、市議会で「約8割の38校が校則を修正し、約6割の28校が制服の男女の区別する表記をなくした」と明らかにしています。
わたしが、学生の頃も「髪の毛を結ぶゴムは黒か茶色」など、そんなことは自由でもいいじゃないかと思うような校則がたくさんあったので、これらの不合理な校則は全国で早く見直しが進むと良いですね。

しかし、制服が自由に選べるようになっても、「選べない」状態では意味がありません。
実際に、生徒たちがズボンでもスカートでも自由に選べるような空気づくりも重要です。
千葉県の千葉市教育委員会は昨年、市立中学校の校長や養護教論らによる「制服のあり方検討委員会」を立ち上げています。「千葉日報」によると、千葉市では一部の公立中学で女子のスラックス着用が認められていますが、昨年8月の第一回検討委員会では、「女子用スラックスがあっても周囲の目などを気にして、実際には着用していないケース」が報告されています。

生徒が制服を選ぶ際に、性別によって選んでる風になってしまうと、女性でスラックを選んだからトランスジェンダーなんじゃないか?など余計な憶測が飛び、選びにくいので、学校サイドの打ち出し方も「男女関係なく選べます」という性別を持ち出した方法ではなく、「寒がりの人はスラックスの方が良いですよ」とか機能性などで自然着る制服を選べるような雰囲気作りがあったら良いのではないでしょうか?

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制服「男子はズボン」「女子はスカート」の原則を見直し” に対して1件のコメントがあります。

  1. サーフィス より:

    全国の中学校、高等学校も女子制服に女子のスラックス指定しても良いと思います。女子制服にスカートにタイツ、ストッキング指定校ばかり出揃っても女子制服スラックス指定しても良いと思います。

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