宜野湾市に沖縄県初のパートナー墓が完成しました。

従来の墓は、家族や先祖の遺骨を納骨する場所として考えられていましたが、婚姻関係を結べていないパートナーと同じ墓に入りたいと望んでいる同性カップルはたくさんいます。
そんな中、同性パートナー同士がともに入ることができる墓地が、沖縄県宜野湾市の寺に完成しました。
寺の話によると、LGBTにも対応すると公にした墓地は、沖縄県で初めてだそうです。
墓地が完成したのは、宜野湾市にある普天満山神宮寺です。
芝生が広がる場内に作られた墓地は、2つの骨壺を並べて収めることができる深さ60センチ、奥行き30センチほどの墓が45墓作られました。

同性パートナー同士だと、2人の間に子孫がいない場合が多いため、カップルが亡くなった後の墓の手入れなどの懸念から、LGBTにも対応していることを公にした墓のニーズがあったということです。
この寺では、なくなった後13回忌まではパートナー2人の墓で供養し、そのあとは同じ境内にある永代供養等に遺骨を収めることにしています。

普天満山神宮寺の金城住職は、「同性パートナー2人が亡くなった後も、家族として休める環境が必要だと思って作りました。LGBTはまだまだ生活で苦労することが多いので、寺として今後も対応したい」と話しているそうです。

そもそも、法律的に婚姻関係を結んでいないパートナー同士であっても同じ墓に入ることはできます。
法律では、祭祀主催者(墓を引き継ぎ管理していく者)については定めていますが、埋蔵される遺骨に関しては何も書かれていません。
誰の遺骨を埋蔵するかは、祭祀主催者の同意を得られるかで決まるのです。

しかし、実際の墓の現場では、まだまだ課題が多いのが実情と言わざるを得ません。
なぜなら、墓は個人の追悼のためのモニュメントという側面だけでなく、家族や親族のつながりのシンボルであると考えられているからです。
そのため、同性パートナーの家族や親族の中ではLGBTの人の納骨を受け入れられないと感じる方は少なくありません。
そんなときは、パートナーと独立した墓を持つことも解決方法のひとつです。
全国には、少数ではありますが自由な埋葬や供養の仕方を提唱している寺院もあります。

ただし、たとえパートナーの一方が死後の遺骨の扱いについて、家族との墓ではなくパートナーとともに眠りたいという遺志を残していたとしても、家族とパートナーとの間でトラブルが起きてしまう可能性は十分に考えられますので、できる限り双方のご家族との話し合いを深めて、事前に了承を得ておくことをお勧めいたします。

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