母親の戸籍謄本を取ったら異父姉妹がいることが判明した場合は?

母親が亡くなり、名義替えをするのに母親の戸籍謄本が必要と言われて取り寄せました。
すると、母親は自分たちの父親とは再婚で、前の夫との間に2人の娘がいることがわかったのですが、生前母親からは、何も聞かされていなかったため、全く想定外の出来事に大慌て。
母親は遺言書を残していませんでした。相続手続きの際には、異父姉妹の2人も相続人になるのでしょうか?

『ご相談の背景』
相談者 長女50代
推定相続人 長女、次女50代、異父姉妹2人60代
財産構成 自宅、不動産、現預金など

①母親の前の夫との子供は実子になりますので、2人とも相続人となります。したがって、母親の相続人は4人ということになります。
②母親が遺言書を残していればその遺言書の内容で手続きをすることができますが、遺言書がない場合は、相続人全員で遺産分割協議をしなければなりません。異父姉たちの合意と実印、印鑑証明が必要になります。
③本来は、相続人が集まるなどをして遺産分割協議をすることが望ましいのですが、全く会ったことがない場合は、当事者だけでは不安があるため、手続きを専門家に任せることもできます。その場合であれば、実際に会うこともなく手続きを進めることも可能です。

ポイント
●前夫の子供でも、母親の実子は相続人になるため、遺産分割協議が必要になる。
●会ったこともない相続人が手続きを進めるのは難題であるため、専門家に任せるほうがお互いに感情面の行き違いになりにくい。
●遺言書があれば相続人全員の合意、実印がなくても手続きができる。

日本では、元気なうちに遺言書を書くことに抵抗を持つ方が、まだまだ多いような状況です。
しかし、遺言書を書くという作業は、頭も使いますし、思い他体力のいる作業です。そして、判断能力がなくなってしまってからでは、遺言書を書くことが困難になります。
できる限り、早い段階で、そして元気なうちに遺言書を作成していただくことをお勧めいたします。
遺言書の内容については、書き終わってからでも内容を変更したり、修正したりすることは可能です。
当事務所でも、遺言書作成のサポートを行なっております。ぜひお気軽にお問い合わせください。

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