戸籍のデジタル化で必要になる改製原戸籍

戸籍のデジタル化が進んでいます

戸籍情報については、現在デジタル化が進んでいます。
戸籍の情報をデジタル化すると、紙の破損や劣化、火事や水害などによる消失といった心配がなくなり、情報をより安全かつ正確に保存することができ、書面の交付などについても、より迅速に行うことができます。
一方デジタル化をすることで、以前把握できていた情報が把握できなくなるという事態も起こっています。
戸籍簿によって管理されている場合「戸籍謄本」や「戸籍抄本」の交付を受けて、情報を得ることができました。
謄本や抄本は原本をコピーしたものなので、戸籍の変更履歴が一目でわかる作りになっています。
しかし、磁気ディスクで情報を管理することになると、交付されるのは「全部事項証明書」「一部事項証明書」となり、記載されるのは最新の情報だけになっています。
なので、デジタル化される前に婚姻によって除籍された子の情報は、全部事項証明書には記載されません。
この、デジタル化によって取得できなかった情報は、保存期間内であれば改製原戸籍の交付を申請することによって取得できます。

改製原戸籍とは?

改製原戸籍と聞いても耳慣れない言葉で、なんのことやら?と思う方もいらっしゃるかと思います。
かんたんに説明をさせていただくと、戸籍簿は法改正に伴い、その内容や様式を変えていくことになるのですが、大きな改製があると現行の戸籍簿の内容を新しい戸籍簿に移し替えるという作業が行われます。このことを改製と言います。
改正後に戸籍謄本等の交付を申請すると、新しい戸籍簿の様式で発行されることになるわけですが、新戸籍に引き継がれるのはその時点の有効な情報だけになります。
例えば、改製以前に除籍されたり、離婚、転籍をした事実については記載されないといった具合です。
このような過去の情報を知りたい場合には、改正前の元の戸籍である「改製原戸籍」の交付を請求することができます。
ただし、改製原戸籍の保存期間は80年定められているため、それ以前のものについては処分することが認められています。このため、現在交付を受けられるのは、昭和32年の法改正による改製原戸籍と、平成6年の法改正による改製原戸籍の二種類だけというところが多いようです。
また、平成6年分については、紙による保管から磁気ディスクによる保管という大きな法改正であり、改製の進捗状況は市区町村によって異なりますので、請求の際には各役所に確認を行ってください

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