除籍謄本について

除籍謄本とは、戸籍の中に入っている人が結婚や死亡、転籍などの事情で全員いなくなった戸籍の謄本(写し)で、役所で発行してもらうことができます。除籍謄本の保管期間は、除籍された年度の翌年から150年間です。
相続人調査の際には、被相続人の出生時から死亡時まで全ての戸籍謄本や除籍謄本、改正原戸籍謄本を集めなければなりません。漏れなどがあると遺産分割協議を始めることができず、不動産や預貯金などの名義変更もできないので慎重に進めていきましょう。
今回は、除籍謄本の取得方法や読み方などをお伝えいたします。

除籍謄本と戸籍謄本、改正原戸籍謄本の違い

「除籍謄本」は、中の人が全員いなくなっていますが、「戸籍謄本」には中に人が残っています。現に生きている人が戸籍内に残っていたら戸籍謄本、誰もいなくなっていたら除籍謄本ということになります。
改正原戸籍とは、戸籍の電子化や再編成などによって戸籍が作り替えられた時の「以前の戸籍」です。
除籍されたわけではありませんが、再編成によって前の戸籍は使われなくなります。ただし、記録のために「改正原戸籍」として役所内に保管されています。

役所内で戸籍類の保管方法が電子化されていると、除籍の「全部事項証明書」が交付されます。電子化されていない役所では、除籍謄本が交付されます。
除籍抄本(一部事項証明書)は、「1人分だけの除籍の写し」であり、除籍謄本は「家族全員分(中に入っている人全員分)」の写しという違いです。

除籍謄本を取得するためには、
①窓口申請
本籍地のある役所へ出向いて申請すると、その場で受け取ることができます。
手数料は750円です。申請する際には身分証明書と被相続人との関係を確認できる戸籍謄本を持参してください。

②郵送申請
本籍地が遠方いあるような場合には、郵送申請を利用すると便利です。
750円分の定額小為替と切手を貼った返信用封筒を入れて、除籍謄本の申請書と身分証明書、被相続人との関係を証明できる戸籍謄本を入れて送付しましょう。
定額小為替は郵便局で購入することができます。返送までの期間は役所によって異なりますので、状況に応じて速達などを利用してください。

除籍謄本を取得する際の注意点

相続人調査の際には、被相続人の出生児から死亡時までの全ての戸籍謄本や除籍謄本、改正原戸籍が必要です。一通でも抜けてしまうと相続人に漏れが生じてしまう可能性がありますので、相続登記なども受け付けてもらえなくなってしまいます。
必ず、日付の連続性を確認しながら順番に取得していきましょう。

除籍謄本が、昭和初期やそれ以前に作成された古いものの場合には、旧字体が使われていたり、毛筆で書かれていたりして読めない方が少なくありません。解読できないと相続人調査は難しくなりますので、自分で読む解くのは難しいと思った時には、お近くの専門家に相談してみましょう。
弊所でも、ご相談は随時行っておりますのでお気軽にご相談ください。

専門家であればミスが生じる可能性は極めて少なくなり、正確でスムーズに相続人調査ができるというメリットもございます。
相続人調査が終わりましたら、遺産分割協議を行なって遺産分割協議書を作成し、不動産の相続登記や預貯金の払い戻しなどの手続きもしなければなりません。これらの手続きについてもスムーズな手続きをご希望される方は、専門家へのご依頼をご検討ください。

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